スポーツ整形外科

スポーツ整形外科とは

 整形外科では四肢や脊柱の外傷や障害を扱いますので、当然その原因にはスポーツも含まれています。原因が何であれ治療の原則は変わりませんが、スポーツ選手においては一般の治療と多少異なるアプローチが必要となります。それは疾患の発生原因としてスポーツ特有の動作が関与していたり、また最終目標が一般の疾患と異なり、元のスポーツレベルへのより早期の復帰ということであるからです。治療法の選択やリハビリテーションを考える上で、スポーツ特性や個人の社会的環境も考慮に入れる必要から、スポーツ整形外科という専門性が求められています。

スポーツによって生じる疾患で治療を必要とするものは大きく2つに分けられます。

  1. スポーツ外傷
    「けが」といわれるもので、打撲や筋断裂、骨折、捻挫や靭帯損傷などです。
  2. スポーツ障害
    「故障」といわれるもので、骨膜炎や靭帯炎、さらには疲労骨折などがあります。
     スポーツ整形外科ではこれらの疾患部位を治療するのみならず、他の部位の筋力低下や心肺能力の低下を防ぎ、また再発予防についても教育を行うことを目的としています。
スポーツドクター

 現在スポーツドクターとしてその資格が認められているのは、以下の3つです。
それぞれ目的とするところが多少異なりますが、いずれも資格の取得と継続には定められた条件を満たして認められるものです。

  1. 日本整形外科学会スポーツ認定医  
  2. 日本体育協会公認スポーツドクター 
  3. 日本医師会健康スポーツ医     

役割はいずれも重なり合う部分がありますが、大雑把にまとめると

  1. はスポーツ傷害(外傷と障害)の治療および予防
  2. はスポーツ競技の支援・医事運営
  3. はスポーツを通しての健康増進

ということでしょうか。
そのほかにもスポーツ指導者講習会などで、スポーツ医学の啓蒙にも関わっています。