まだまだ厳しい寒さが続き、家庭内での不慮の事故に加え凍結路面での
転倒による骨折の危険性の高い季節です。
そこで、骨折予防の為に骨粗鬆症の原因・診断・予防・治療について
載せたいと思います。
骨粗鬆症とは
骨は加齢とともに弱くなる傾向を示しますが、日常の生活にも支障をきたすほど
骨が弱くなった状態を「骨粗鬆症」と呼んでいます。
骨粗鬆症は、閉経後の女性に多く見られ、60歳を過ぎると急激に増えてきます。
骨粗鬆症の主な症状
・背中や腰が痛む
・背が低くなる
・背中が曲がる
骨粗鬆症の原因
骨は常に、「古くなった骨を破壊し、新たな骨に再生する」という新陳代謝を
バランス良く繰り返しています。
ところが、何かの原因でこのバランスが崩れると、骨粗鬆症が引き起こされます。
バランスを崩す原因として、加齢、カルシウム不足、閉経後の女性ホルモンの減少
などが知られています。
骨粗鬆症の診断では、問診のほかにX線撮影によって骨の状態や
骨折の有無を観察するのが一般的ですが、最近では骨のカルシウム量(骨量)を
正確に測る方法が開発されており、広く用いられています。
(当院では、以前にご紹介した測定装置を用いた検査を行っております。
ご希望の際は、お申し出下さい。)
骨粗鬆症の予防
食事でカルシウムを十分にとることと、運動などにより骨に負担をかけてやることが
大切です。また日光浴をしたり、食事によりビタミンDを増やす
アルコールの飲みすぎは控えるなども骨を折れにくくすることが分かっています。
カルシウムを効率よく摂るには : 「一日800mg以上のカルシウムをとる」
目安は普段の食事(600mg)+牛乳1本と豆腐半丁など。
カルシウムの多い食品
①牛乳200cc(200)・ヨーグルト100g(110)・チーズ5mm厚2切れ(160)
②豆腐半丁(70)
がんもどき一枚(135)
③いわし丸干3匹(630)
しらす大さじ3杯(80)
④小松菜1株
ごま大さじ山盛り(180)
・・①~④は吸収率の良い順番
()内はカルシウム含有量(g)
「日光浴で体内のビタミンDを増やす」
:ビタミンDは、体内へのカルシウムの取り込みを促進。
「ビタミンDを多くとる」 : 食品としてはカツオ、マグロ、シイタケなど。
・体に負担をかけない適度な運動
一日30分程度の散歩、ゲートボールなどの運動と日光浴
骨の丈夫さチェック
| 最近背が縮んだ | 6 |
| 最近背中が丸くなったり、腰が曲がってきた | 6 |
| ちょっとしたことで骨折した | 10 |
| 体格はどちらかといえば細見である | 2 |
| 家族に「骨粗鬆症」と診断された人がいる | 2 |
| 糖尿病であったり、胃や腸の手術を受けたことがある | 2 |
| 閉経をむかえた(女性) 70歳以上である(男性) | 4 |
| 若いころから月経が不順である(女性) | 2 |
| 牛乳など乳製品をあまりとらない | 2 |
| 小魚、豆腐をあまりとらない | 2 |
| タバコをよく吸う | 1 |
| お酒(アルコール)はよく飲むほうだ | 1 |
| 天気の良い日でもあまり戸外に出ない | 2 |
| 運動はもちろん身体を動かすことが少ない | 4 |
3点以上・・・骨が弱くなる可能性があります。あわてることもありませんが
将来のことを考えて暮らしぶりに気をつけましょう。
6点以上・・・骨が弱くなっている可能性があります。
骨を強くする暮らしぶりを取り入れましょう。
10点以上・・・骨が弱くなっていると考えられます。転ばないように暮らしぶりを
見直しまた医師の診察を受けてみてはいかがでしょうか。
骨粗鬆症の治療
症状の程度に応じて、さまざまな薬剤が選択されます。